鳴尾浜計造-Blog

書いた記事を後から修正する事が多くてすみません。(・ω・;) 鳴尾浜計造です。
このブログではWEB上に散在する鳴尾浜タイガースに関する記事ヘリンクを張ったり
鳴尾浜に関するマニアックなデータを掲載したりします。
一軍を取り扱う事も多いですがね。
 





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田村領平-略歴その2 明るい兆し
 田村領平の略歴その2、2006年の故障から復帰した後。

さて球速も落ちた「見た目」の悪い田村を、打席で対戦するウエスタンリーグの打者はどう評価したか?これが打ちあぐねたのだ。
故障も癒えて 5月9日対中日戦で復帰した後、5月28日 7回無失点 6月28日 7回無失点 などの好投もあり、7月11日までの9試合の成績は
9試合(先発5 救援4) 37回 防御率 2.70
被安打率 6.57 ( 被打率 .208 ) 被本塁打率 0.97
与四死球率 3.16 奪三振率 4.86
奪三振率が物足りないが、被打率 .208 は一軍格の投手でもなかなかだせない成績である。フォーム変更で制球難が改善されただけでなく、「打者から球の出所が見えにくい効果」も手に入れたのでは?←そんな記事を見たことがある気がするのですが、ソースを検索中です。

しかしそこは厳しいプロ野球、フォーム改造大成功でシンデレラストーリーに一直線!などといくものでもない。7月17日以降シーズン終了まで10試合に登板するが
10試合(先発4 救援6) 26.1回 防御率 4.78
被安打率 10.25 ( 被打率 .291 ) 被本塁打率 1.03
与四死球率 4.10 奪三振率 7.18
アピールするには絶好の指標である奪三振率は向上したが、全体成績ではバランスを崩した。携帯スポニチ★夢阪神の2軍ニュース<岡本育子の小虎日記>の8月12日分で田村本人が「フォームについてはコーチと話しながら、いろいろ試してみます」とのコメントをだしており、田村の2006年は、一軍目指しての試行錯誤のフォーム改造に明け暮れた形となったのだろう。

 2006シーズントータルの成績は
19試合 63.1回 防御率 3.69
被安打率 8.10 ( 被打率 .245 ) 被本塁打率 0.99
与四死球率 3.55 奪三振率 5.83
に終わった。トータルで見ると平凡な成績で、まだ若くフォーム改造して一年目だから期待値込みで考えればまあまあかな?そのなかで私の眼を引きつけたのは、先発時と救援時を分けて考えた時の成績だった。
先発
9試合 49.1回 防御率 4.01
被安打率 8.57 ( 被打率 .255 ) 被本塁打率 1.09
与四死球率 3.83 奪三振率 5.29

救援
10試合 14回 防御率 2.57
被安打率 6.43 ( 被打率 .204 ) 被本塁打率 0.64
与四死球率 2.57 奪三振率 7.71
バランスを崩して成績が悪くなったと思っていた7月11日以降でも、救援登板時に限っては
6試合 10回 防御率 1.00
被安打率 5.00 ( 被打率 .161 ) 被本塁打率 0.00
与四死球率 3.00 奪三振率 8.00
...これなら救援投手として登板を重ねて行けば、ウエスタンでトップクラスの成績を残し、一軍への道が開けるのではないか?

 そう思っていた。
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