鳴尾浜計造-Blog

　田村良平の略歴その3　2006ウエスタン公式戦終了後から2007年5月まで

2006年ウエスタンリーグ閉幕。鳴尾浜投手の投球イニング数 上位5名は

　　　試合 投球回 防御率
筒井和 19　90.2　4.07　
中村泰 25　74.0　1.95
田村　 19　63.1　3.69
玉置　 19　62.0　3.63
伊代野 44　48.0　3.38

田村は玉置と並んで若手の希望の星、と思っていた。

　2006年のファーム日本一選手権、田村は出場資格選手として登録はされたがベンチ入り25人からは外れた。
　2006年の一軍消化試合、玉置が一軍に呼ばれプロ初登板を飾った。田村は呼ばれなかった。一軍に呼ばれた左腕は、ウエスタン6試合12回 防御率6.75のドラフト最上位ルーキー 岩田だった。
　2006年の秋キャンプ、スポーツ新聞はこぞって若手を持ち上げる。「水落、大投手誕生の歴史的瞬間」「渡辺、魔球ナックル」にぎやかな記事が踊る。田村の記事が見当たらない。
　2006年のオフ、一軍先発の柱である井川がポスティング移籍。田村は岩田とともに、井川との合同自主トレに参加。2007年への決意を新たにした。そして2007年春キャンプ、「ポスト井川を争う若手左腕7人衆、江草, 能見, 筒井, 岩田, 小嶋, 中村泰, 三東 」。一軍キャンプでの華やかな争い、田村は若手左腕でただ一人 名前を外された。ベテラン左腕吉野とともに二軍でのキャンプスタート。その吉野も一度は一軍に呼ばれた。 田村は呼ばれなかった。

　モチベーションを損なう材料には事欠かない状況の中、田村自身の調子も上がってこない。2007年ウエスタン開幕し、5月13日のサーパス戦、先発して7三振を奪うも4回3失点。この時点での成績は

6試合(先発2 救援4)　12.2回　防御率 5.68
被安打率 12.08 ( 被打率 .327 )　被本塁打率 0.71
与四死球率 3.55　奪三振率 9.95

　心が折れたか。そう思った。