広い甲子園を本拠に置く限り、徹底した守りの野球が不可欠-。これが08年岡田阪神が掲げるテーマのひとつだ。
激戦となる外野については、数々のプランを練っている最中というのが現状。吉竹コーチは「浅井をオープン戦でセンターとして守らせるつもり。平野には内野と外野の両方をやってもらいますよ」と話すが、これも構想の一部に過ぎない。
キャンプ中盤になって実戦に入れば、誰かがレフトを守ることになる。だがそれは文字通りの代役だ。金本に万が一があった場合に備えるという意味付けは一切ない。
新外国人フォードは打撃対応を重視するためライト中心の練習を課す。オープン戦のセンターには浅井を抜擢する方針を明言した。
「痛い痛いと言っても、使ってもらえない。捨てられないようにしないと。自分にプレッシャーをかけたいです」
「たとえ矢野さんを持っていかれたとしても、(岡田)監督に不安を与えないような状態でいたい。チームのポジション(順位)も上げたい」 「(体の状態を)上げようと思って、やっとキープできる。年齢的な衰えは出したくない」。まだまだ若い者にはゆずれない。チームの危機はオレが救う。
18日の大宴会で宮崎オーナーは「現場も経営を理解すべき」と話した。
「金があるかないかの問題ではない」(球団首脳)