指揮官の憤りは期待の裏返しとはいえ、赤松は「怒っているのは分かりました」とうなだれるしかなかった。
岡田監督の怒りを買ってしまった阪神赤松は、1球目にスタートを切らなかったことについて「(盗塁の)サインは出てたんですけど、タイミングが合わなかったんです」と釈明。「手袋をしていなくても走ることはあるんですけど、走れなかったことで準備不足と言われても仕方ない」と話し、「(手袋をしていなかったことは)打席に手袋をしながら入るのと同じくらい準備不足。反省しないといけないと思う」と肩を落としていた。
狩野は「注意されたことを受けとめて、今後は色々考えて頑張っていきたい」と反省した。
本人は先発転向希望も、岡田監督の構想では救援に“残留”が決まっているが、チームの勝利のため精進する姿勢に変わりはない。
11日、高校生ドラフト1巡目指名の高浜卓也内野手(横浜)と横浜市内で入団交渉を行い、契約金8000万円、年俸840万円で仮契約した。 走攻守3拍子そろった大型内野手の高浜は「3割30本(本塁打)30盗塁を目指し、金本さんのように全試合出られる選手になりたい」と目標を掲げた。ドラフト指名後の約1カ月間、ウエートトレーニングに取り組み、77キロだった体重が83キロに増えたそうで、プロ入りまで体力づくりに励む意気込みを見せた。(金額は推定)。